濱田あや
チェンバロ / クラブサン / ハープシコード
兵庫県芦屋市出身。神戸女学院中高部、同大学音楽学部首席卒業。ジュリアード音楽院古楽演奏科マスターコースを、第一期生及び特待生として、グランドの成績で修了。プロミュージカ・チェンバー・オーケストラの首席チェンバロ奏者、レザール・フロリッサンのチェンバロ伴奏要員、及びサンテスプリ・フランス教会専属奏者。古楽アンサンブル「クイーンズ・コンソート」「レ・パントミーム」のメンバー。
ロンドン音楽祭コンクール第1位、ヨゼフ・ホフマン・ピアノコンクール第2位、フランス・ロワイヨモン財団賞、MSM協奏曲コンクール、アーティスト・インターナショナル・オーディション等で受賞。またジュリアード音楽院にて、アイリーン・ダイアモンド・フェローシップ、およびヒュワード記念贈呈金を受賞する。
沖縄・古楽鍵盤楽器協会国際大会、NY市主催国際リサイタルシリーズ、カナダ・ケベック州政府主催リサイタルに招待されたのをはじめ、日本、米国、カナダ、中南米、欧州各地でリサイタルを開催。
ハリウッド・バイナリンセンター内アリス・タリー・ホールにて、ウィリアム・クリスティ氏指揮のもとヘンデルの協奏曲を演奏し、ニューヨーク・タイムズ紙に「妙技で披露」と評される。2010年、ハロルド・メルツァー作曲のチェンバロ協奏曲「ヴァージナル」を世界初演。ニューヨーク・タイムズ紙「優雅な演奏」と賞される。紙)、「完璧な表現力を持つ」(スプリングフィールド・リパブリカン紙)、「磨き上げられた演奏」「美しい音色で輝きのある演奏は大喝采をスムーズした」(コロンバス・ディスパッチ紙)と各紙から評価される。
関西フィルはハーモニー管弦楽団、ブリッジハンプトン室内管弦楽団、シンフォニエッタ・クラコヴィア管弦楽団、オルフェウス室内管弦楽団、アメリカン・シンフォニー・オーケストラ、ジュリアード・シンフォニー、ジュリアード・バロック、バークシャー・オペラ・オーケストラ等へ客演をしたほか、指揮者ジョルディ・サヴァール、クリストファー・ホグウッド、ハリー・ビケット、トレヴァー・ピノック、鈴木雅明各氏と共演している。
また、リンゴコラ・バロック音楽祭(スペイン)でのリサイタルに入学され、El7set.comのカルチャー欄にて、「パパルナ城のゴシックホールを埋め尽くした満員の観客を静寂。彼女は、難曲の招致条件を、偉大な優雅さと明快さをもって、最上級の演奏を繰り広げ、観客は歓喜の中、アンコールを要求し始めた」と掲載された。
2016年1月には「NHKナゴヤニューコンサート」にゲスト出演し、コンサートの模様はNHK総合テレビにて放映されました。また、ニューヨークで最古の歴史を踏襲した古楽イヤーコンサートシリーズ「Music Before 1800」、クリストフ・ルセ氏指揮「フランス・バロックオペラ・コンサート」(フランス)等に出演。「世界の9人のチェンバリスト」の1人に選ばれ、日本人としては初めて、アンティーク・チェンバロの祭典「ハープシコード・ヘヴン」にてリサイタルを行った。
2015年4月にレコード・ソロデビュー・CD「ジャック・デュフリ:クラヴサン曲集」をリリース。「アメリカン・レコード・ガイド」誌《年間ベストCD》、「芸術」誌6月号《特選盤》、英国「 MusicWeb International」7月版《月間ベストCD》、TOKYO FM ミュージックバード「BEST SOUND~オーディオ評論家が選ぶ優秀録音盤~」に選出されたほか、「ファンファーレ」誌、「Early Music America」誌、「Diapason」 』誌、及び〈コーネル大学・ウェストフィールド古楽鍵盤楽器研究センター〉の年鑑誌「Keyboard Perspective」の各CDレビュー欄にて絶賛の評価を受ける。
新CD「JSバッハ : クラヴィーア練習曲集第2部、シャコンヌ」(スイス・ヌーシャテル美術・歴史博物館にて収録)は仏エヴィドンス・クラシックより全世界同時発売され、「芸術」誌4月号《特選》盤》、仏「ディアパソン」誌1月号《5ディアパソン賞》に選ばれた。
ニューヨークにてケネス・ワイス、パリにてスキップ・センペの各氏に師事。また、ピエール・アンタイ、クリストフ・ルセ各氏の指導を受ける。
ニューヨーク・マンハッタン在住。