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モーツァルト・オペラ in フロリダ【マンスリー・ニュースレター Vol.146】

更新日:2023年3月2日


温暖なウェストパームビーチ(フロリダ州)から、

気温差約30度、雪の舞うニューヨークに帰ってきました⛄



パームビーチ・オペラ公演

(サンフランシスコ・オペラ、モンテカルロ・オペラ共同製作)

モーツァルト『コジ・ファン・トゥッテ』の

全公演が無事に終わりました🎉




初日3日前からは、会場であるレイモンド F. クラビス・芸術センター(2200席収容)にて

リハーサルが行われました。


私はオーケストラ・ピットで弾くのですが、

指揮者を見るのではなく、歌手に合わせて1人で弾いていきます。

舞台が見えなくてはいけないので、まず、台の上にチェンバロが乗せられました。


最初は1段の台だけだったのですが、高さが足りないとのことで

もう1段、低めの台も追加されました。総高約1メートル。

係の人も、台の縁に光るシールを貼ってくれたり、

2段の台を頑丈に留めてくれたりしましたが、

落ちないか気が気でありません・・・

しかも、オーケストラが弾くと、台が揺れます😵


でも、弾いていないときは、客席の最前列より前でオペラを楽しむことができます💖



毎公演前には、ソロ・リサイタルと同じくらいの緊張感に襲われましたが、

指揮者、オペラカンパニーの芸術監督にも喜んでもらえて、

本当に無事に終わって良かったです。

オーケストラの人達も

「聴いていてとても楽しかったよ!」

「とっても想像力豊かなチェンバロ演奏だね」

「登場人物ごとに、違った表現で弾いていてすごい!」

「今夜のスターは君だね!」(←アメリカ人は大げさに褒めます😅)と

次々と声をかけに来てくれて、嬉しかったです。



そして観客席にはなんと、

ライプツィヒ・バッハ資料財団の前会長でハーバード大学の名誉教授、

クリストフ・ヴォルフさんもいらしていました。

「君の通奏低音はとってもいいね」と言って下さって恐縮するばかりでした。

(この機会を逃しては・・・とバッハの作品で疑問に思っていたことを質問しました😆)



パームビーチ・デイリーニュースにも レビュー が載りました。

(米Yahoo!ニュース にも記事が掲載されていました💖)



「チェンバロ奏者の濱田あやさんは、この夜、オーケストラと共演し多くの通奏低音を担当しました。濱田さんのエレガントな演奏表現は、公演の強力な支えでした」

と書いていただきありがたいです🙏



リハーサル、そして本番も最終日以外は全部録音して、

ホテルに帰ってから、

タイミングが合わなかったところを何度も復習し、

表現でさらに工夫できる箇所はないかと、歌詞を復唱して考えてきました。

(実際には、楽譜上の低音部の旋律のみを見て、即興的に弾いていくのですが、

いろいろとアイデアを事前に考えておきます。)

甲斐あって、全公演が手応えのある出来に終わって、心からホッとしています。



3日間くらい寝て過ごしたいところですが、

数日後には大西洋を越えて、また旅に出かけてきます✈


春の気配を感じる3月、みなさまもお身体お大切にお過ごしください。



濱田あや







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