みなさま いかがお過ごしでしょうか。
ニューヨークに自宅待機令(外出禁止令)が発令されてから まもなく1週間が経とうとしています。
先週以来、たくさんの方からお見舞いのメールを頂いております。
ご心配下さり、お気にかけていただき、ありがとうございます。
また、マスクなどの物資を送ってくださった方もいらして、
日本でも品薄のなか、お気遣いに大変感謝しております。
私はお陰様で元気にしています🙇♀️
上の写真は、外出禁止令が出る数時間前に、
5番街(ティファニーの近く)で撮ったものです。
こんなにも人のいないニューヨークを見るのは初めてです。
ニューヨーク市は京都市と同じくらいの大きさなのですが、
すでに感染者は25000人以上で、
アメリカの中でも、世界的にも、エピセンター(感染震源地)となっています。
(その中でも私の住んでいるマンハッタンは、西宮市の2/3くらいの大きさですが、
4478人の感染者が確認されています。)
私の周りの音楽家仲間からも、「感染した」という連絡が日に日に増えてきました。
外出は原則禁止になりましたが、
食料品のお買い物や単独での散歩には、少しの間外出してもいいので、
私も今週は一度買い物に出かけて、牛乳や野菜・果物を買い、
一日おきに、家の周りをグルグルと歩いたり、
2ブロック先のセントラル・パークに散歩に行っています。
徒歩で5分のところに、フェアウェイ・アッパーウェストサイド店という
大きなスーパーマーケットがあるのですが、
選り好みをしなければ、生鮮食料品は揃っていたので、
当面は物流も心配はなさそうです。
こんな状況下でも働いて下さってる人のお陰で、本当に有り難いです。
外出の際にも、人とは、ソーシャル・ディスタンスといって
約2メートル以上の距離をあけなければいけないので、
人とすれ違うときも気をつけますし、
万一知り合いの人と出会っても、離れて喋らなければいけません。
とはいえ、実際には、道端で話している人もいませんし、
スーパーマーケットで、ふとした拍子に、近くに人が寄ってきただけで
ドキッとしてしまうのが現状です。
私も出来るだけ外出は最低限にして、
自分がかからないようにというのも勿論ありますが、
ウィルスを知らないうちに撒き散らす、伝達することがないように、
医療崩壊に繋がる行動はなんとしても避けるように
細心の注意をしています。
唯一の心強いことは、
ニューヨーク州のクオモ知事がとても有能な方ということ。
大統領の毎日のブリーフィング(会見)は呆れることばかりなので見なくなりましたが、
知事は毎朝会見で、事実を伝え、情報を公開し、
起こりうる様々な状況をシミュレート。
そして、熟知したデータに基づいて的確に対策を打ち出し、
PowerPointのスライドを用いて、州民に説明し、強く対策を呼びかけます。
この混乱の中、誠実で信頼の出来るリーダーシップが大変心強いです。
🌷 ニューヨークにも春はやってきています。(今日のセントラルパーク)
生活は、ものすごく暇になるかと思っていましたが、
生徒は全てオンライン・レッスンに移行になったので、
朝は自分の練習、午後は生徒のレッスンをして・・・と
ほとほどに忙しくしています☺
実家に帰った人や、田舎に避難した生徒もいますが、
みんなレッスンを続けていけるのは、まさにテクノロジーのお陰です。
実生活で人と実際に会って話すこともなくなったので、
画面上でもライブでつながることができ、精神的にも助かっています。
自由時間には、ドイツ語の勉強を始めました!
そして、外出禁止も当分続きそうなので、
来週からは、バッハの「ゴルドベルク変奏曲」を
30日かけて、1変奏ずつ、練習/復習することにしました。
気が滅入らないように、練習を続けるのが目的なのですが、
ZOOM(オンライン会議ツール)で、決まった時間に何人か集まり、
みんなでお互い和やかに弾いて聴きあえたらいいなと思っています。
もしこのブログを読んで、ご参加に興味のある方は、
お問い合わせ先 からご連絡をください。
チェンバロ・ピアノ・オルガンなど、楽器は問いません!
(開始日は3月31日、そのあと4月1日は第1変奏、2日は第2変奏・・・と続きます。)
終了は5月1日になりますが、
それまでに少しでも終息に向かうことを願いながら、続けていこうと思っています。
毎日、1変奏ずつ、私が弾く様子を
よろしければどうぞご覧になって下さい♪
みなさまもくれぐれもお気をつけてお過ごし下さい。
次号は「マンスリー・ニュースレター 第100号」!!なので
なにか良いお知らせがあるといいのですが・・・
ニューヨークより
濱田あや
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