ニューヨークは
ハロウィーンの飾り付けが
賑やかになっています。
みなさま
いかがお過ごしでしょうか。
私は、10月から新シーズンがはじまり、
コンサートが続いています。
先週末も連日コンサートがありましたが、
そのうちの一つは、
ニューヨーク市クイーンズにある
「キング・マナー・ミュージアム」で
行われました。
こちらは、アメリカ合衆国憲法の起草者でもある政治家ルーファス・キングが
19世紀初めに過ごした邸宅で、
現在は18世紀後半~19世紀半ばの家具や絵画が展示されている
博物館となっています。
その中のリビング・ルームが演奏会場です。
観客の方々もリラックスした雰囲気の中で、くださいました。
「18世紀のイタリア音楽」がテーマだったので、
私は、久しぶりにドメニコ・スカルラッティのソナタを弾いたのですが、
叙情的な曲では、シーンと静まりかえり、
そして一転、
ラテン音楽ならではの明るく技巧があふれる曲を弾き終わったあとは、
「ブラボー!」と言う声と、拍手が鳴り止まず、
観客のかたの好反応に、とても嬉しく思いました。
終演後は、「さっき弾いた曲が入ったCDは出ていのですか??」と
聞いてくださる方も何人もいらして、
「そのうち、スカルラッティを録音するのもいいかも・・・!」と
すっかり気をよくして、会場を後にしました。
一昨日も、カナダ・ケベック州政府ニューヨーク事務所主催のコンサートがあり、
さすがに演奏会が続くと、耳も体も疲れてくるのですが、
そんな時に合間を縫って友人のコンサートを訪れると、
久々に会う懐かしさに心が和みます。
今週も、
ジュリアード時代にお世話になった指揮者/オルガン奏者の先生のコンサートや
パリでの音楽仲間のコンサートに伺い、再会の喜びを分かち合いました。
オルガンの先生とはなんと13年ぶり!
ジャン・ロンドー(写真右)は、
パリ在住なのですが、
今や超売れっ子のチェンバロ奏者です。
(半年ほど前に、日本ツアーも
行われました。)
出会いのきっかけは、
10年近く前に行われた
イタリア・フェレンツェでのマスタークラス。
私のCDジャケット用のカメラマンさんを紹介してくれたりと
連絡は取っているのですが、
最近の彼は、多忙を極める生活、すっかり会う機会もなくなっていたところでした。
ジュリアード時代の先生といえば、
恩師ケネス・ワイス氏が来年2018年2月に
東京・名古屋・兵庫でリサイタルを開催されます。
それに関連して、アレグロ・ミュージックのニュースレター(秋号)に、
私のインタビュー記事が掲載されています。
私の方の次回の日本公演の予定も、来月にはお知らせ出来るかと思います。
どうぞ楽しみにお待ちくださいませ。
次回は別の国からのお届けとなる予定です♪
日毎に寒くなりますが、どうぞお体にお気をつけてお過ごしください。
ニューヨークより
濱田あや