みなさま いかがお過ごしでしょうか。
私は、先月末からヨーロッパに来ていますが、
先週ベルギー・アントワープでの リサイタル (Muziek in Sint-Jacob主催)が
無事に終わりました ♪
会場は、アントワープのど真ん中にある聖ヤコブ教会、
画家ルーベンスが埋葬されていることでも有名な教会です。
リサイタルの前日には、そのルーベンスが眠る礼拝堂の前で
練習をさせてもらいました。
ルーベンス最晩年の作品『聖母子と聖人たち』が飾られています。
携帯での映像ですが、練習風景をちらっと。
コンサート当日は、チェンバロをメインのチャペルに移動して行われました。
荘厳な雰囲気の中、光も差し込み、
私も神聖な気分で穏やかに
演奏に集中できました。
そして今回は、
コンサート中のお話を
オランダ語で行いました!
(ベルギーの公用語はオランダ語、
仏語、独語の3ヶ国語で、
アントワープはオランダ語圏です。
厳密に言うと、
オランダ語の方言のような
「フラマン語」なのですが・・・)
数年前にオランダ語を勉強し始めてから、やってみたいことだったのですが、
まさかこんな日が本当に来るとは!
伝わらなかったらどうしよう・・・💦とも思いながら、
前日に主催者の人相手に何度も練習を繰り返して、いざ本番です!
観客の方も、まさか私がオランダ語で喋り始めるとは思っていなかったようで、
みなさん驚いた表情でしたが、
うなずきながら聞いてくださる方もいて、大きな励みになりながら、
何とか言葉に詰まることもなく、曲や作曲家の解説が出来ました ☺
トークが終わると、最前列に座ってらした女性は「ブラボー!」と言ってくださり、
「わぁ、頑張ってよかった~!」と、とても嬉しかったです。
お陰で
観客の方との距離も
グンと縮まり、
その後はみなさんと
一体感を感じながら
演奏が出来ました。
終演後は、
チェンバロの貸し出し&調律をしてくださっていた方からも
「すっかりファンになっちゃったよ~」と言っていただき、
思い出深いリサイタルに終わりホッとしています。
レセプションでは、「オランダに留学してたんですか?」
「一体何カ国語喋れるんですか?」と質問攻めにあいましたが・・・😅
主催者の Muziek in Sint-Jacob Antwerpen もフェイスブックページで
素敵な感想を書いて下さいました。
そして、今はレコーディングの打ち合わせでスイスに来ています。
ダウンジャケットにマフラー、手袋という格好をするくらいの寒さなのですが、
スイスの模様はまた次回お伝えします。
さて、先日のザ・フェニックスホールでのリサイタルの時にもお伝えしましたが、
2020年1月17日(金)午前11時より
京都コンサートホール(アンサンブルホールムラタ)で
コンサートが開催されます。
京都コンサートホール主催
チケットは
9月14日(土)午前10時より
発売されます。
お越しくださる方は
どうぞお早めに
お求め下さい🎶
[チケットご予約・お問い合わせ]
●京都コンサートホール・チケットカウンター 📞 075-711-3231
みなさまも、夏のお疲れが出ませんように、お身体にお気をつけてください。
スイスより
濱田あや