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スイス【マンスリー・ニュースレター Vol.89】


ブリュッセルから飛行機と電車を乗り継ぎ、

湖畔の美しい街、ヌーシャテルに来ました。

1年3ヶ月ぶりの訪問です。

この街にあるヌーシャテル美術・歴史博物館には、

世界的に有名な、ヨハネス・ルッカース製のチェンバロがあります。

今回は、新CD録音のミーティングのため、訪れました。

ここに辿り着くまでにはかなり長い道のりで・・・

実は他の国(都市)の博物館で録音をすることになっていて、

2年間に渡って、その準備をしてきたのですが、

間際になって、突然、計画が延期と言われ・・・ががーん😢

延期と言われても、いつになるのか分からないので、

他の録音場所を探すことにしました。

といってもどこでもいいわけではなく、

絶対条件は、「格別の音色を持つチェンバロで録音すること」!

そして、ヌーシャテルのルッカース・チェンバロで録音しようと

また一から計画を立て始めました。

知人からは「録音は7年待ちだってよ~」と言われながらも、

とりあえずは聞いてみようと、館長さんに連絡をとってみることに。

幸いにも企画案を気に入ってくださり

「いいですよ。時期はいつがいいですか?」とお返事をいただいて、

喜んだのも束の間・・・

それから返事を書いても連絡が取れなくなりました💦

メールはフランス語で書いていたのですが

(ヌーシャテルはスイスのフランス語圏に位置します)

「ああ、なんか(フランス語で)変な言い回しをしたのかも・・・」と憂いながらも、

「ここで諦めてはいけない!」とメールを書き続けることに・・・

数ヶ月たってやっと連絡がつき、

館長さんと、博物館でチェンバロの調整を担当する技術者さんとの

ミーティングにまで漕ぎ着けました。

直前まで、フランス語が母国語の友人に付いてきてもらおうか、と悩みましたが、

ここまで来たんだからやるだけやってみようと単身で乗り込み(!)

おかげで会話も和やかにはずみ、録音の日も決まりました✨✨✨

次の日には、朝の8時半から夕方近くまで弾かせていただき

すでに録音に向けてテンションが高まってきました☺

なんとも美しいチェンバロです。

 

無事に決まって、安堵感に満ちあふれたので、

その後は、3時間ほど汽車に乗って、スイス東部へ。

『アルプスの少女ハイジ』の舞台となったマイエンフェルトという街で

数日間ゆっくりすることに🏕

ハイキングをして、有名なマイエンフェルト産のワインをいただき、

リフレッシュできました 🍷

今度スイスを訪れるときはレコーディングの日です!

それまでに、レコード会社との打ち合わせなど

オーガナイズをすることが山のようにありますが、

とりあえずは心から待ち遠しい限りです☺

 

~ 日本公演のお知らせ ~

2020年1月17日(金)

♪ チケット発売中 ♪

お求めはどうぞお早めに

[チケットご予約・お問い合わせ]

京都コンサートホール・チケットカウンター 📞 075-711-3231 


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