ブリュッセルから飛行機と電車を乗り継ぎ、
湖畔の美しい街、ヌーシャテルに来ました。
1年3ヶ月ぶりの訪問です。
この街にあるヌーシャテル美術・歴史博物館には、
世界的に有名な、ヨハネス・ルッカース製のチェンバロがあります。
今回は、新CD録音のミーティングのため、訪れました。
ここに辿り着くまでにはかなり長い道のりで・・・
実は他の国(都市)の博物館で録音をすることになっていて、
2年間に渡って、その準備をしてきたのですが、
間際になって、突然、計画が延期と言われ・・・ががーん😢
延期と言われても、いつになるのか分からないので、
他の録音場所を探すことにしました。
といってもどこでもいいわけではなく、
絶対条件は、「格別の音色を持つチェンバロで録音すること」!
そして、ヌーシャテルのルッカース・チェンバロで録音しようと
また一から計画を立て始めました。
知人からは「録音は7年待ちだってよ~」と言われながらも、
とりあえずは聞いてみようと、館長さんに連絡をとってみることに。
幸いにも企画案を気に入ってくださり
「いいですよ。時期はいつがいいですか?」とお返事をいただいて、
喜んだのも束の間・・・
それから返事を書いても連絡が取れなくなりました💦
メールはフランス語で書いていたのですが
(ヌーシャテルはスイスのフランス語圏に位置します)
「ああ、なんか(フランス語で)変な言い回しをしたのかも・・・」と憂いながらも、
「ここで諦めてはいけない!」とメールを書き続けることに・・・
数ヶ月たってやっと連絡がつき、
館長さんと、博物館でチェンバロの調整を担当する技術者さんとの
ミーティングにまで漕ぎ着けました。
直前まで、フランス語が母国語の友人に付いてきてもらおうか、と悩みましたが、
ここまで来たんだからやるだけやってみようと単身で乗り込み(!)
おかげで会話も和やかにはずみ、録音の日も決まりました✨✨✨
次の日には、朝の8時半から夕方近くまで弾かせていただき
すでに録音に向けてテンションが高まってきました☺
なんとも美しいチェンバロです。
無事に決まって、安堵感に満ちあふれたので、
その後は、3時間ほど汽車に乗って、スイス東部へ。
『アルプスの少女ハイジ』の舞台となったマイエンフェルトという街で
数日間ゆっくりすることに🏕
ハイキングをして、有名なマイエンフェルト産のワインをいただき、
リフレッシュできました 🍷
今度スイスを訪れるときはレコーディングの日です!
それまでに、レコード会社との打ち合わせなど
オーガナイズをすることが山のようにありますが、
とりあえずは心から待ち遠しい限りです☺
~ 日本公演のお知らせ ~
2020年1月17日(金)
♪ チケット発売中 ♪
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京都コンサートホール・チケットカウンター 📞 075-711-3231