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ニューヨーク・リサイタル【濱田あや マンスリー・ニュースレター Vol.71】


数日前に「La dynastie Couperin ~クープラン一族のクラヴサン曲集~」と題した

リサイタルを開催致しました。

リサイタル当日の朝の気温は摂氏2度。凍えそうに寒いです。

(ちなみにその前日は27度まで上がっていたのですが・・・🌞)

今年2018年は、フランス・バロックを代表する作曲家

フランソワ・クープランの生誕350年にあたる記念年であります。

昨年から待ち遠しく考えていた企画ですが、

クープラン一族は、音楽一家であったことから、

フランソワの叔父のルイ・クープラン、

従甥のアルマン=ルイ・クープランの曲も取り上げて

3世代に渡るクープラン作品を揃えることにしました。

そして、フランス語のナレーションを

フランス語ネイティブの俳優さんに曲間に入れていただき、

プログラムが完成です。

いつもリサイタルに来て下さる古楽愛好家の常連さんや

告知記事の載った新聞の切り抜きを片手に、初めて足を運んで下さった方などで

嬉しいことに会場は満員となりました。

Review of La dynastie Couperin (CapriccioBaroque.org))

(早速、

カプリッチョ・バロック のサイトに

『優美で、完璧な、

そしてセンスの良さに溢れた演奏』と

リサイタルのレビュー

掲載されています。)

はじめから終わりまで、

ひたすらに優しい響きとポエティック(詩的)な表現に包まれる

穏やかで優美なひととき。

実は始まる前までは、

「派手な曲が少ないし、やっぱりちょっと地味かなぁ・・・」と

危惧していました。

しかしそんな心配も、

聴衆の方が真剣に耳を傾けてくださったおかげで、杞憂に終わり

私の中にも充実した想いが残りました。

本当にやって良かった!思い出に残るプログラムになりました✨

終演後には

「ピアノのようにペダルがないのに、どうしてペダルを使っているみたいに

音がつながってレガートに聞こえるの?」

「チェンバロの音の減衰は早いはずなのに、いろいろな表現を可能にする秘訣は?」

「どうしたら、クレッシェンドやディミヌエンドなど

強弱がついているように演奏できるの?」と

質問攻めにあいました。

細部まで聴き入ってくださっていた証で、嬉しい限りです☺

フランス語のナレーターとの共演もとても好評で

「昔は詩の朗読や演劇とチェンバロの共演とか多くあったのでしょうね・・・」と

興味深く聴いて(見て)下さったようです。

(とはいえ、アクシデントはつきもので、

遅れて来られたお客さんが一度ビデオカメラの前を大きく横切ってしまい、

終演後 観客の方が帰られたあとに、その1曲だけ撮り直しをすることに・・・

また集中力を取り戻して演奏するのはなかなか大変でした💦)

そして、翌日からは、

クープランの世界からしばし離れて

フランスの古楽カンパニー

「レザール・フロリサン/Le Jardin des Voix」の

プロジェクトのため

モーツァルト作曲のオペラ「偽の女庭師」を

フォルテピアノ(初期のピアノ)で

深夜まで練習中です・・・

そして今月末までに

また別のコンサートが4回あるのですが、

まずは飛行機に乗ってオハイオ州に行ってきます✈

みなさまもどうぞお体をお大事にお過ごし下さい。

ニューヨークより

濱田あや

#ニュースレター