CD録音に向けて【濱田あや マンスリー・ニュースレター Vol.39】

March 15, 2014

 

みなさま お変わりなく

お過ごしでしょうか。

 

大変ご無沙汰を

しておりました。

 


昨年末の、

オルフェウス室内管弦楽団との

カーネギーホール公演を

行った後に、
マンスリー・レターをお送りしようと思っていたのですが、


その矢先にコンピューターが起動しなくなってしまい、
皆様のアドレスのデータを修復するのに時間がかかってしまいました…。
 
さて、ニューヨークはまだまだ春到来には程遠く、

氷点下の日々もいまだに続いているのですが、
私のほうはといえば、いよいよ来週パリに渡り、

ソロ・アルバムのレコーディングを行うことになっております。

 


昨年中旬より、レコーディングに向けて準備はしてきたのですが、
当初はエージェントのスタジオがある、

ドイツのハイデルベルクで行う予定にしていました。
そして昨年の秋にドイツに行った折りに、何都市かを巡り、

地元のチェンバロ工房等で、20台近く試弾させて頂き、
「これを使おうかな…」と大体目星を付けてドイツを後にしたのですが、
その後訪れたパリで、思わぬ展開へと事態が動きだしました!

 

ドイツのバンメンタール、フランクフルト、

国境近くのフランス・ジロマニーで見せていただいたチェンバロ↓

 


2年前に逝去された、古楽器演奏の世界的権威でもあった

故グスタフ・レオンハルト氏の愛器であったチェンバロが
今年に入ってから4か月間パリで保管されるので、

パリで録音するなら、特別に使用してもいい…とのオファーを受けました。
余りの夢のような申し出に、後先考えずに、

「パリで絶対に録音します!」と即答してしまいました。

 

その楽器を実際に試し弾きさせて頂いたのが、今年の初め。
音色も私の録音する曲目にピッタリで、

鍵盤の感触もすんなりと指に馴染みました。

 

レコーディングに使用させて頂くチェンバロです↓

 

それから、レコーディングのエンジニア、プロデューサー、

会場や調律師の手配等と、
フランス人相手だと、日本やニューヨークとはコンタクトの進み度合いが

5~10倍くらい遅い…とは分かってはいるつもりでしたが、
毎日フランス語でのメールや電話でのやり取りに格闘しながらも、

余りにもスムーズに事が進まなくて、

「やっぱりもう無理かも…」と弱気になりそうでしたが、
恩師のスキップ・センぺ氏や、今回プロデュースを快く引き受けてくれた

オリヴィエ・フォルタン氏より多大なるご尽力を頂き、
ようやくレコーディングが実現的になったのが、10日前。

そして、来週にはもう出発です。

 

今まで、室内楽やオーケストラの録音は何度も経験があるのですが、
ソロ・レコーディングは初めてですので、どうなるのか想像もつきませんが、
身に余るオファーに応えられるように

(レオンハルト氏が亡くなってからは、初めて録音に使われることになります)、

いいアルバムを作りたいと思っています。
どうぞお楽しみにお待ちくださいませ!


(しかも会場は、故レオンハルト氏をはじめ、

多数のチェンバロ奏者が録音に使った教会で行うのですが、
朝から午後6時までは教会が一般公開されているので、

録音を行うのは夜の7時からというハード・スケジュールです。
プロデューサーは「毎晩夜中何時まで続けてもいいよ~。」と

言ってくれてはいるのですが、どんなハプニングが起こるやら…

また色々なお話をお伝えできるかと思います☺)

 


季節の変わり目、どうぞお身体お大事にお過ごしくださいませ。

 

ニューヨークより

濱田あや

 

 

 

 

 

 

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