オリジナル・チェンバロの祭典【濱田あや マンスリー・ニュースレター Vol.59】
- 2017年5月7日
- 読了時間: 3分

みなさま
新緑がまぶしい季節となりました。
いかがお過ごしでしょうか。
先日のラモーのコンサートの動画を
YouTube にアップいたしました。
お楽しみいただけますと幸いです。
さて先週、
フリント・コレクションで開催された
チェンバロの祭典、
(ハープシコード・ヘブン)」での
リサイタルが無事に終わりました。
会場は、フィラデルフィア近郊の
プライベート・コレクション。
17世紀~18世紀に製作された
アンティーク・チェンバロが
10台以上所蔵されています❕
年に一度、チェンバロ・フェスティバルが開催されており、
ヨーロッパやアメリカなど世界各地から集まった
9人のチェンバリストがリサイタルを繰り広げます。
光栄にもその1人として、日本人としては初めて選ばれ、
夢のような1週間を過ごさせていただきました。
チェンバロは、製作された年代や地域によって、
スタイルやデザイン、音色が異なりますが、
普段、私たちが弾いている楽器は、
17世紀~18世紀のチェンバロのデザインを基に、
この半世紀の間に製作されたコピー(複製)楽器です。
(もちろん、その中にも素晴らしい楽器は数多くあります。)
こちらには、その基となる、それこそ世界に1台しかない
貴重なオリジナルのチェンバロがずらりと揃っているのですから、
奏者にとっては、HEAVEN(天国)と言える場所。
聴かれる方にとっても、
チェンバロの魅力を存分に味わえる、この上ない環境といえるでしょう。
(ニューヨークや西海岸など遠方からはるばるお越しのお客様も…!)
それに加えて、
カリフォルニア在住の著名なチェンバロ製作家、ジョン・フィリップ氏によって
メンテナンス(調律や調整作業)も抜かりなく行われています。
博物館においてあるアンティーク・チェンバロの中には、
保存状態がよくなく、演奏不可能なものや、
調整が行き届いておらず、良い音色が出ないものも多いのですが、
こちらのコレクションは、全ての楽器が最高のコンディションに保たれています。
©Brandywine Baroque & Plectra Music ©Brandywine Baroque & Plectra Music
今回は、久しぶりに オール・フレンチ・プログラム を組み、
ルッカースの17世紀製のチェンバロ、
18世紀製フレンチ2段鍵盤のチェンバロ2台
(しかも18世紀前半、後半と製作年代の違うもの)の計3台を
1つのリサイタルで使わせていただきました。
作曲された年(の前後)に製作されたチェンバロを弾く…という
作品と楽器がまさに一体となったプログラム!
次の曲を弾くたびに、次のオリジナル・チェンバロに移り…
こんな贅沢極まりない機会は、世界中見渡しても、ここでのみ可能なことでしょう。
偉大な楽器の前で、演奏家として謙虚になるのと同時に、
自分が表現したいことを、楽器が存分に応えてくれる幸せを噛みしめ、
理想的な状態で演奏に集中することが出来ました。
聴衆の方々からも、たくさんの嬉しい感想をいただき、
コレクションの所有者の方も
「楽器の魅力を余すところなく引きだしてくれてありがとう!
感動的な演奏だったわ!」と仰って下さり、
またフィナーレ・コンサートでは、他のチェンバリストの方々と
2台~5台チェンバロのアンサンブルを愉しみ、
思い出深い滞在となりました。
みなさまとは夏の日本公演でお目にかかりますことを、
心よりお待ちいたしております♪
7月8日(土)午後3時開演 大阪梅田 ザ・フェニックスホール
濱田あや フェニックスホール 濱田あや フェニックスホール
☝☟チラシをクリックしていただくと拡大します☟☝
7月23日(日)午後3時開演
宗次ホールチケットセンター(営業時間10:00~18:00)
📞 052-265-1718
濱田あや 宗次ホール 濱田あや 宗次ホール
ニューヨークより
濱田あや




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